Online
Social
Impact
Day 2020
2021/01/
23
Sat25
Mon26
Tue3Days
Act on your
Social Impact
社会的インパクト・マネジメントは、
持続可能で公正な社会
多様な価値や生き方が尊重される社会
生きにくさを抱えた人々の尊厳が保障される社会
そんな未来の実現に寄与できるのでしょうか?
ほんの1年前には誰もが予想しえなかった新型コロナウイルス感染症の急激な拡大によって、私たち、そして世界全体は大きな変化を迫られています。その一つが「新しい資本主義への転換」です。株主資本主義からステークホルダー資本主義へ。従来の「お金」の価値では測れない、多様な社会的・環境的価値について考え、可視化し、それが最適な形で産み出されるような活動や事業運営を行う。その結果、新たな価値が社会に循環していく。
それを可能にするものとしての社会的インパクト・マネジメントとは?最新のグローバル潮流、日本での営利・非営利・行政における実践、新たな基準やフレームワーク作りの動き。私たちが志向する未来に向けて、社会的インパクト・マネジメントの実装の姿をさまざまな角度から紹介します。
Session - Speakers &Timetable
1/25 Mon 10:10-
Jed Emerson氏
Blended Value創業者
1/26 Tue 9:00-
Sara Olsen氏
Social Value US - SVT Group (Social Venture Technology Group)創業者兼CEO
1/26 Tue 9:00-
Karim Harji氏
Oxford Impact Measurement Programme (Said Business School, Oxford University )プログラムディレクター
1/25 Mon 10:10-
銭谷 美幸氏
第一生命ホールディングス(株)経営企画ユニットフェロー、第一生命保険(株)運用企画部フェロー
1/25 Mon 9:00-
渋澤 健
コモンズ投信株式会社取締役会長
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員
他にも
20人以上の方たちが
登壇します!
25
Mon25日のセッション
Opening 無料のセッション
09:00-10:00
なぜ、今、社会的インパクトなのか。
〜グローバルな潮流からみる、
社会的インパクトへの注目〜
国内外で格差の拡大や気候危機など課題の深刻化が進む一方、持続可能な社会づくりに向けた機運が高まり、民間セクターの役割が注目される中、なぜ社会的インパクトに注目が集まるのか。社会的インパクトを推進することでどのような経済社会が構想されるのか。現在の経済価値では測れない社会的価値をいかに可視化させていくことができるのか。世界の潮流をひもとき、SIDを開会します。
Speaker
渋澤 健氏
コモンズ投信株式会社取締役会長
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員
複数の外資系金融機関でマーケット業務に携わり、2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し代表取締役に就任。07年にコモンズ株式会社(現コモンズ投信株式会社)を創業、08年に会長に就任。経済同友会幹事、UNDP(国連開発計画)SDG Impact運営委員会委員、東京大学社会連携本部シニアアドバイザー等。
Speaker
有馬 充美
西武鉄道株式会社社外取締役、株式会社プリンスホテル社外取締役
みずほグループに32年間勤務。女性初の執行役員として豊富な組織マネジメント経験を持つ。ソーシャルセクターとの連携による社会イノベーション創出にも関心を持ち、アショカジャパンとの提携、社会起業家へのインパクト投資斡旋を実施。Harvard Advanced Leadership InitiativeにFellowとして留学、発達心理学を活用したリーダーシップスキル育成プログラムを主に女性向けに展開中
Speaker
源 由理子
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授
国際協力事業団(現国際協力機構、JICA)等を経て現職。専門は評価論、社会開発論。改善・変革のための評価の活用をテーマとし、社会セクターの政策・事業の評価手法、評価制度構築、参加型・協働型評価に関する研究・実践を積む。日本評価学会理事。アメリカ国際経営大学院修士課程修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程(人間行動システム専攻)修了、博士(学術)。
Moderator
今田 克司
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ代表理事、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン代表取締役
米国(6年)、南アフリカ(5年半)含め市民社会強化の分野でのNPO/NGOマネジメント歴25年。現在金融庁・GSG共催インパクト投資勉強会委員、休眠預金等活用法における指定活用団体評価アドバイザー等。
基調講演 無料のセッション
10:10-11:40
お金が表す価値を再考する-社会的インパクト・マネジメントがもたらす未来-(英日同時通訳付き※事前録画)
社会的インパクト・マネジメントやインパクト投資、ステークホルダー資本主義等、お金の価値再考と社会的インパクトに関わる新しい流れについてグローバルの動きと日米への示唆を解説します。新たな資本の動きがどのように社会変革を促進するのか、社会的インパクト・マネジメントはどのように機能するのかといった社会的インパクト・マネジメントが牽引する未来について語ります。
Speaker
Jed Emerson氏
Blended Value創業者
国際的な思想家リーダーとして、更には、持続可能な投資アドバイザー、作家、基調講演者、そして学者としても知られており、社会的価値の先駆者として活躍している。インパクト投資、ベンチャー・フィランソロピー、コミュニティ・ベンチャー・キャピタル、社会的企業のイニシアチブの設立・共同設立に携わり、世界初となる社会的価値に関するミュージックビデオを共同制作した経験を持つ。
Speaker
銭谷 美幸氏
第一生命ホールディングス(株)経営企画ユニットフェロー、第一生命保険(株)運用企画部フェロー
大学卒業後、野村総研入社。外資系運用会社、上場企業CFO,地銀副頭取等を経て2013年第一生命入社。エグゼクティブ・サステナブルファイナンス・スペシャリストとして、第一生命が保有する約36兆円の資産全体へのESGインテグレーションを推進。経済産業省、環境省、外務省等の委員歴任。現在GSG国内諮問委員会メンバー等。
Moderator
伊藤 健
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ業務執行理事
特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン代表理事
米国にてMBA取得後、GE Internationalに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師。内閣府「社会的インパクト評価の普及促進に係る調査」有識者委員等を歴任。
Session 1
13:00-13:50
SDG Impact〜SDGs達成にむけた社会的インパクトの役割〜
達成まで残すところ9年となったSDGs。社会的インパクト・マネジメントの加速によっては持続可能な社会の達成に寄与しようと、国連開発計画(UNDP)では SDG Impact を立ち上げました。SIMI評議員の渋澤氏が運営委員として参加するSDG Impactの動きを紹介し、日本企業やソーシャルセクターがこれにいかに参画できるか議論します。
Speaker
渋澤 健
コモンズ投信株式会社取締役会長
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員
複数の外資系金融機関でマーケット業務に携わり、2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し代表取締役に就任。07年にコモンズ株式会社(現コモンズ投信株式会社)を創業、08年に会長に就任。経済同友会幹事、UNDP(国連開発計画)SDG Impact運営委員会委員、東京大学社会連携本部シニアアドバイザー、等。
Moderator
今田 克司
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ代表理事、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン代表取締役
米国(6年)、南アフリカ(5年半)含め市民社会強化の分野でのNPO/NGOマネジメント歴25年。現在金融庁・GSG共催インパクト投資勉強会委員、休眠預金等活用法における指定活用団体評価アドバイザー等。
Session2
14:00-14:50
地域における社会的インパクト・マネジメント活用の可能性
社会的インパクト評価はこれまで主に都市部の非営利セクターによる事例が多く見られましたが、休眠預金等の開始により、日本全国の非営利セクターからの注目を集めるようになりました。しかし、その運用、活用方法については発展途上にあります。そこで本セッションでは地域で社会的インパクト評価や社会的インパクト・マネジメントに取り組み中の当事者組織をゲストに招き、地域において効果的に活用するにはどのような方法があるのか、また今後の普及発展における課題についてディスカッションを行います。
Speaker
山口美知子氏
公益財団法人東近江三方よし基金 常務理事
Speaker
高山 大祐氏
認定NPO法人北海道NPOファンド事務局スタッフ・理事
Speaker
佐藤 綾乃氏
NPO運営サポート・あの屋
Moderator
河合 将生氏
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表
Commentator
源 由理子
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授
Session3
15:00-15:50
サステナビリティ情報開示を巡る国際動向 ー GRI・SASB・IIRC・CDP・CDSB整合化のゆくえ
企業の社会的・環境的な側面について開示する非財務情報に関しては、長い歴史の中で、国際的に多くのフレームワークや開示基準が提案されてきました。近年では、インパクトマネジメントの文脈でも、評価のmetrics(指標)として注目されています。2020年9月には、代表的なフレームワーク・基準設定機関が共同ステートメントを公表する一方、国際会計基準審議会を設置するIFRS財団が新たにサステナビリティ基準審議会の設置を提案し、11月にはIIRCとSASBが合併計画を発表するなど、大きく動き始めています。本セッションでは、これらの動向と関わりの深いこの分野の専門家を招き、非財務情報開示がどこに向かうのか、議論します。
Speaker
森 洋一氏
日本公認会計士協会 企業情報開示専門委員会 専門委員長
あずさ監査法人にて監査、内部統制、アドバイザリー業務を経験後、独立。企業情報開示の助言、排出削減プロジェクト等に従事するとともに、日本公認会計士協会非常勤研究員として国際統合報告評議会(IIRC)、気候開示基準審議会(CDSB)、国際監査保証基準審議会(IAASB)等の議論に参画。現在、IIRCフレームワークパネル・メンバー、ESG情報開示研究会監事を務める。
Speaker
冨田 秀実氏
ロイドレジスタージャパン株式会社代表取締役
ソニー株式会社に入社後、中央研究所、ソニー欧州環境センター勤務ののち、ソニー本社にて環境戦略室長、その後、CSR部統括部長を約10年務める。ロイドレジスターグループ入社を経て、現職。ISO 26000, GRIスタンダード、東京2020持続可能な調達コード等、国内外の規格等の策定に多数参加。著書「ESG投資時代の持続可能な調達」(日経BP)他。
Speaker
磯貝 友紀氏
PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス テクニカル・リード、PwCあらた有限責任監査法人パートナー
2003年以降、民間企業、政府機関、世界銀行アフリカ局にて、東欧、アジア、アフリカにおける民間部門開発、官民連携プロジェクト等を経験。2011年より現職。日本企業のサステナビリティビジョン・戦略策定、リスク管理の仕組み構築、途上国社会課題解決型ビジネス支援、サステナブル投融資支援、金融機関の気候変動リスク・機会の評価業務を多数経験。「金融庁/GSG国内諮問委員会共催 インパクト投資に関する勉強会」有識者等。
Moderator
水口 剛氏
公立大学法人 高崎経済大学経済学部 教授
高崎経済大学経済学部教授。博士(経営学)。専門は非財務情報開示、責任投資等。市場メカニズムを通し持続可能な社会を実現するためにESG要素を投資意思決定に統合する責任投資が日本に定着することを目指し研究・提言を実施。金融庁・GSG国内諮問委員会共催「インパクト投資勉強会」座長、NPO法人社会的責任投資フォーラム共同代表理事等を歴任。著書に『ESG投資―新しい資本主義のかたち』(日本経済新聞出版社)等
Session4 無料のセッション
16:00-17:00
マイクロファイナンスとインパクト評価 ~ジェンダー視点から考える~
※英日同時通訳付き
成長を続けるマイクロファイナンス市場。マイクロファイナンスは多くの顧客、とりわけ大多数を占める女性の生活に大きな変化をもたらしてきました。このセッションでは、インパクト測定・マネジメント(IMM)の強化によるマイクロファイナンスの展望について、最前線で取り組むスピーカー2名を迎えてジェンダー視点で考えます。
Speaker
Natasha Garcha
Impact Investment Exchange (IIX)革新的ファイナンス・ディレクター
IIXにてアジア・大洋州と米国におけるジェンダー投資とIMMを統括。同社の世界初シンガポール取引所上場債券「ウイメンズ・ライブリフッド・ボンド」のストラクチャリング、インパクト検証、IRを担当。非営利組織Shades of Happiness Foundationの共同創設者としてインドの低所得コミュニティの子供たちへのエンパワーメント活動にも取組む。オックスフォード大学にてMBAを取得。
Speaker
Cheriel Neo
五常・アンド・カンパニー株式会社 インパクト評価担当
2014年、英国オックスフォード大学歴史学・文学科卒業、2015年、エジンバラ大学にて翻訳学の修士号取得。2015年から2018年まで、世界的なインパクト金融仲介組織である英国Social Finance UKに勤務。2018年より、難民を雇用する社会的企業であるProof Bakeryを創業し、同社社外取締役を務める。2020年2月より現職。
Moderator
松野 文香氏
笹川平和財団 ジェンダーイノベーション事業グループ グループ長/アジア女性インパクト基金 ディレクター
国連機関とJICA勤務を経て、2019年から現職。現在は外国人も含めた9人のチームリーダーとして、アジア女性の経済的エンパワメント促進のための事業実施とアジア女性インパクト基金の運営に取り組む。
26
Tue26日のセッション
Session 5
09:00-10:20
社会的インパクト・マネジメントにおけるグローバルな潮流と「誰が何を決める」のか?
(※英日同時通訳付き)
グローバルなインパクト投資の潮流において、なにが「よい」インパクト・マネジメントなのかについての大まかな合意が育ちつつある。そこでは、投資家と投資先の関係性やステークホルダーの巻き込みについてどう考えられているのだろうか?そして、最新の潮流は?本セッションではこの分野でよく知られる2人の海外スピーカーより、これらについての短い紹介をもらう。続いて日本の事業者・支援者の立場から日本の現状に合った質問を投げかけ、その議論から私たちにとっての学びをつかみとりたい。
Speaker
Karim Harji氏
Oxford Impact Measurement Programme (Said Business School, Oxford University)プログラムディレクター
インパクト投資家や助成金提供団体と協力して、社会的インパクトの解説・評価・改善に従事。過去にはロックフェラー財団の社会的インパクト測定に関するアドバイザーを務め、米国評価協会にて社会的インパクト測定に関するTopical Interest Groupを共同設立した実績を持つ。
Speaker
Sara Olsen 氏
Social Value US - SVT Group (Social Venture Technology Group)創業者兼CEO
投資家・一般企業・社会的企業を対象に、社会的・環境的インパクトの測定・管理・伝達を支援するインパクトマネジメント会社、SVT Groupの創業者。SVTの顧客の協力の下、対面式では7,000人以上の人々に、そしてオンラインでは何万人もの人々に、インパクトマネジメントについて教育した経験を持つ。
Speaker
石川 孔明氏
ライフイズテック株式会社取締役CFO/Impact Officer
米国アラスカ州A.J Dimond High Schoolを経て環境分野で起業。名古屋大学大学院環境学研究科を卒業後、コンサルティングファームにてグローバルM&Aやマーケティング戦略策定を担当した後、非営利組織や自治体・財団などのクライアントを対象にインパクト評価や資金調達に取り組み、2016年からライフイズテックへ参画。事業が創出する社会的インパクトのマネジメントや資金調達、事業計画策定を担当。
speaker
落合 千華氏
ケイスリー株式会社取締役/慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員
社会的インパクト・マネジメントを通した行政、企業、NPOの官民連携、CSV事業や新規事業立ち上げ支援等に取り組む。特に震災復興支援を機に芸術文化と子どもの教育、コミュニティ活性に関する研究に従事しており、コロナ禍では芸術関係者の支援基金Arts United Fundを設立。
Session 6
10:30-11:50
指標メトリクス・データベースの国際的潮流
(※英日同時通訳付き)
社会的インパクトについての情報のコミュニケーションのためには、指標メトリクス・データベースが重要な役割を果たします。この領域でグローバルに主導的な役割を果たしてきたGIIN(米国)がIRISをアップデートする形で2018年に発表したIRIS+について、GIINの責任部署のスピーカーをお招きし、導入へのキーポイントや、今後の同領域の動向等についてお話を伺います。
Speaker
GIIN(米国)
Moderator
伊藤 健
ソーシャル・バリュー・ジャパン代表理事
米国にてMBA取得後、GE Internationalに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師。内閣府「社会的インパクト評価の普及促進に係る調査」有識者委員等を歴任。
Session 7
13:00-13:50
【事例共有】事業者(営利/非営利)のための
社会的インパクト・マネジメント実践事例
国内における社会的インパクト・マネジメントの実践事例を紹介します。 NPO含む事業者が社会的インパクト・マネジメントを実践するために必要な要素を理解し、自らの現場で実行するイメージを持つことができます。
Speaker
山内 泰
一般社団法人大牟田未来共創センター(ポニポニ) 理事
芸術工学博士。ドネルモ代表理事,株式会社ふくしごと取締役も務める。ポ二ポ二では、大牟田内外の人々や組織との共創を軸としながら、まちづくりを進める。論文に「挫折のデザイン~パーソンセンタードにおける新しい主体性」(古賀徹編『デザインに哲学は必要か』所収),「ぐにゃりのまちー超高齢社会「以後」の地域経営モデル」(Sustainable Smart City Partner Program,NTT)など。
Speaker
天花寺 宏美
一般社団法人コペルニク・ジャパン 代表理事
日本でのコペルニクの活動全体を統括。企業のCSR活動に関するパートナーシップ構築や、途上国向け製品の開発、市場調査、ビジネスプラン作成を行うアドバイザリー・サービスの顧客対応や公的機関との連携を行う。また、メディア対応や寄付者とのコミュニケーション業務、渉外イベントやワークショップの企画及び大学等での講演も行う。2017年から特定非営利活動法人ジャパンプラットフォーム理事。
Moderator
高木 麻美
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事
Stem for Leaves代表
大学、大学院修了後、コンサルティング会社、シンクタンクを経て2017年に独立。企業の経営支援を行うほか、社会的インパクト投資・評価に関する調査研究、実践支援等を行う。多摩大学社会的投資研究所客員研究員。
Session 8
14:00-14:50
社会的インパクト×行政~神奈川県と丸亀市による社会的インパクト・マネジメントを軸にした挑戦~
行政にも広がりつつある社会的インパクト・マネジメントを活用した挑戦的な実践事例を取り上げます。特に行政がどのような狙いで活用しているのか、どのような課題をどう乗り越え、何が見えてきたのか等、神奈川県のSDGs×社会的インパクト・マネジメント×金融のエコシステム形成、丸亀市の「みんなの劇場」建設への導入事例を通して、他の行政や行政と協働する関係者にとって参考となる取り組みを紹介します。
Speaker
山口 健太郎氏
神奈川県理事(いのち・SDGs担当)
1983年神奈川県庁入庁。米国ロサンジェルス駐在員、新産業振興課課長代理、交通環境課長、太陽光発電推進課長、国際戦略総合特区推進課長等を経て2016年ヘルスケア・ニューフロンティア推進統括官、2018年4月より現職。
Speaker
村尾 剛志氏
丸亀市産業文化部文化課市民会館建設準備室長
香川大学農学部卒業。県内自治体では唯一の造園職として、都市公園整備等、公共空間の計画・整備に携わる。スポーツ推進課では市民球場整備のほか、プロ野球誘致や女子サッカー推進活動などにも取り組んだ。住民との合意形成手法を事業に取り入れ、市民活動・協働推進の仕組みづくりにも関わる。2017年より新市民会館整備を担当。共著書に『社会的処方-孤立という病を地域のつながりで治す方法』(学芸出版社)。
Moderator
幸地 正樹
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事、ケイスリー株式会社 代表取締役 CEO
社会的インパクト・マネジメントやソーシャル・インパクト・ボンドなど社会課題解決に向けた手法の研究開発・導入支援の他、行動科学とSMSを組み合わせた行政向けプロダクト開発にも取り組む。琉球大学非常勤講師。
Session 9
15:00-15:50
企業における社会的インパクト・マネジメント活用の可能性
本セッションでは、企業CSRが取り組む社会的インパクト・マネジメントの事例を取り上げます。近年、企業CSRにおける社会的インパクト・マネジメントの注目が高まっています。本セッションでその先進事例を取り上げ、事業者や資金提供者(企業CSR)の協働を促進し、更に高い社会的価値を創出していくためにどのようなことが必要なのか、議論します。
Speaker
東郷 琴子氏
パナソニック株式会社ブランド戦略本部CSR・社会文化部 主幹
1992年 パナソニック(株)に入社。1999年より企業市民活動を推進する「CSR・社会文化部」に異動し現在に至る。CSR・社会文化部では「社会福祉」「環境」分野の担当を経て、2006年より「NPO支援」を担当。現在は「NPO支援」と共に「社員の社会参画促進」に取り組む。主なプログラムにNPO/NGOの組織基盤強化に助成する「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」がある。
Speaker
松山 亜紀氏
株式会社セールスフォース・ドットコム Salesforce.org(社会貢献部門)ディレクター
2016年より認定NPO法人フローレンスの会員、2008-2018理事を務める。2011年の東日本大震災後に、当時の勤務先日本IBMの社会貢献部門に異動、ボランティアコーディネート、キャリア教育、NPO支援に関わる。2019年7月より現職、セールスフォースの社会貢献プログラム「1-1-1モデル」による社員のボランティア活動、助成金プログラム、製品寄贈を通じた非営利セクターの社会課題解決を支援。
Moderator
鴨崎 貴泰
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ専務理事、日本ファンドレイジング協会 常務理事
グロービス経営大学院卒業(MBA)。環境コンサルティング会社を経て、公益財団法人信頼資本財団に設立時より参画し、社会起業家に対する無利子・無担保融資事業やNPOのファンドレイジング支援事業を行う。同財団を退職後、2014年NPO法人日本ファンドレイジング協会へ入職し2015年1月より事務局長、2018年6月より常務理事兼事務局長、2020年4月から事務局長兼任を解き常務理事専任となり、現在に至る。
Closing
16:00-17:00
総括的ディスカッション
~社会的インパクト・マネジメントの未来~
Guest commentator
青栁 光昌
一般財団法人社会変革推進財団 専務理事
財団法人日本船舶振興会(現:日本財団)に就職後、障害者の移動困難の解消、NPO支援センター強化など市民活動の促進に従事。2011年3月の東日本大震災後、同財団の災害復興支援チームの責任者として、企業や行政と連携した多くの支援事業に携わる。その後、子どもの貧困対策や日本における社会的インパクト投資普及のための事業に携わる。一般財団法人社会的投資推進財団(SIIF)の代表理事を経て現職。
Speaker
伊藤 健
ソーシャル・バリュー・ジャパン代表理事
Speaker
今田 克司
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ代表理事 株式会社ブルー・マーブル・ジャパン代表取締役
Speaker
幸地 正樹
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事、ケイスリー株式会社 代表取締役 CEO
Speaker
高木 麻美
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事、Stem for Leaves代表
Moderator
鴨崎 貴泰
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ専務理事、日本ファンドレイジング協会 常務理事
Pre-session
これから社会的インパクト・
マネジメントを学ぶ方へ
社会的インパクト・マネジメントをこれから学びたい方、Social Impact Dayのセッションでの学びを深めたい方へ!
「社会的インパクト・マネジメント(SIM)や社会的インパクト評価という名前を聞いたことがあっても内容は良く分からない…」、「関心はあるけどどのように自分の現場に活用したら良いか分からない…」という方は、まずはぜひ本セミナーにご参加ください。本セミナーでは、社会的インパクト・マネジメントとは何かという基礎的な内容の解説と具体的な事例の紹介を行い、社会的インパクト・マネジメントや事業評価、マネジメントサイクルへの理解を深めることが出来るセミナーです。本セミナーにご参加いただくことで、Social Impact Dayの各セッションがより深く理解できるようになり、またそれをご自身の現場でどのように活用できるのか、実践的な学びを持ち帰ることが出来るようになります。
2020/01/23 Sat 17:00-
参加費無料
Join Us!
2021年1月23日(土)
17:00-19:00
プレセッション
2021年1月25日(月)
9:00-17:00
本セッション1日目
2021年1月26日(火)
9:00-17:00
本セッション2日目
オンライン配信
(リアルタイム配信および事前録画)
メールにてお送りいたします。
参加方法
本イベントは、「オープンセッション(無料で参加可能なセッション)」および「有料セッション(有料チケットをご購入いただくセッション)」の二つがございます。
有料チケットをご購入いただいた方は、全てのセッションに参加可能です。また有料チケットをご購入いただいた方に限り、イベント終了後1か月間、セッションの録画視聴が可能です。
Partner
About SIMI
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(Social Impact Management Initiative: SIMI)は、日本において事業者、資金提供者・仲介者、行政、中間支援組織・シンクタンク、評価者・研究者など多様なメンバーが連携して、日本全体として「社会的インパクト・マネジメント」を普及させるためのマルチセクター・イニシアチブです。2020年1月時点で160を超える団体がメンバーとなっています。
VISION
社会的インパクト・マネジメントが実装され、社会課題解決や社会価値創造が行われている社会
MISSION
あらゆる組織の社会的インパクト・マネジメントを促進するとともに、組織や業界、活動分野を越えた参画・協働を加速する共創基盤を提供します。